先日書いたとおり、うちのカーナビ用にmp4を制作してみました。
機種はGorilla CN-GP510VDです。
いろいろ試してみましたが、とりあえず大丈夫そうなので手順をまとめておきます。
今回はmp4動画のエンコードにHandBrakeを使います。
まず最初に「Source」ボタンで、エンコード元の動画データを指定します。

AVIファイルやmp4ファイルなど、単体のファイルを指定する場合は「File」を選択。
DVDに直接焼くことができるようなフォルダ構成に整えてあるなら「Folder」を選択します。
元データの読み込みが終わったら、「Destination」欄で出力先のファイルを指定しておきます。

これで下準備は終わりです。ここからはエンコードの設定を行っていきます。
まずは、画面中央の「Video」タブをクリックして映像のエンコード設定画面を表示させます。

CN-GP510VDで再生可能なmp4データの条件としては、
※ MPEG4(ビデオコーデック)の対応プロファイルはSimple Profile レベル3 までです。
※ H.264(ビデオコーデック)の対応プロファイルは、Baseline Profile レベル2 までです。
とありましたので、これに合わせて設定していきます。
まとめると、以下のようになります。
Video Codec: H.264 (x264)
H.264 Profile: Baseline
H.264 Level: 2.0
またファイルサイズが1GBを超えてはいけないので、動画の再生時間から逆算して「Avg Bitrate (kbps)」の値を指定します。ここでは1,000kbpsのビットレートを指定してあります。
また、音声は特に設定をいじる必要はないと思います。サンプリングレートが48kHzを超えるような元データの場合は、48kHz以下までレートを落とす必要があります。
また音量が小さいなどの場合は、「Gain」の項目等で調節が可能です。
準備ができたら、「Start」ボタンを押します。再生ボタンみたいな形のやつです。

あとはエンコードが終わるのを待つだけです。

また、IntelのQSVが使用できる環境にある人は、「Video Codec」に「H.264 (Intel QSV)」を指定できます。

この場合も、先と同様の設定を施してエンコードを開始します。
設定項目が少ない分、こちらのほうが手軽かもしれません。エンコード自体も早いですし。