前回から引き続き、家庭内ネットワーク(LAN)を構築する機器について自分が理解している内容をメモしておきます。
・無線LANアクセスポイント
無線でネットワークを組む場合に(ほぼ)必須の機器です。(ほぼ)としたのは、一応Ad-hoc(アドホック)モードやWi-Fi Directなど無線機器同士を直接接続する手段があるからなのですが、「家庭内で無線のネットワークを構築する」といった場合には結局この機器が必要になると思います。
最近は、いろんな種類の無線LANアクセスポイントが発売されていて、外観だけでそれと判断するのが難しいかもしれません。
例えば、以下のような製品があります。
・・・全然見た目の統一感がありませんね
さて、無線で接続するといっても、無線LANアクセスポイント単体では閉じたネットワーク(インターネット等の外部のネットワークに接続できないネットワーク)しか構成できません。無線LANに参加している機器がインターネットにアクセスするためには、インターネットに接続するための出口が必要になります。
ですので、プロバイダー(インターネット回線を提供してくれる会社)やルーター(また後で説明します)に接続するための有線LANのポートが無線LANアクセスポイントには備わっていることが多いです。
このような構成をとる関係上、ルーターの機能を有している無線LANアクセスポイントも多いのですが(というか、最近のルーターには無線LANアクセスポイントの機能が搭載されている、の方が正しいのかも)、ルーター自体がどういう動きをする機器なのかを理解していないと、これもまたトラブルに繋がります
参考までに価格.comでは、ルーター機能の有無によって「無線LANルーター(Wi-Fiルーター)」と「無線LANアクセスポイント」、のように別カテゴリーの製品として扱われていますね。
少し前までなら無線LANアクセスポイントといえども必ず1つは有線LANのポートがあったものですが、最近は無線の中継器みたいな製品や、携帯の回線に直接接続する製品も発売されていて有線LANのポートが無いものもあります。
なお、個人的にネットワークのトラブルを一番引き起こしやすいのが、無線LANアクセスポイントというイメージがあります。例えば、
- 無線は目視できないので、接続状況を目で見て確認できない
- 大部分の無線LANアクセスポイントはWebブラウザで設定する必要があるのに、まずWebブラウザで接続できないなど、設定画面にたどり着けないことがある
- 最初は設定画面を見ても、何をどう設定するのかわかりにくい (一度覚えたらそうでもないのですが)
- かんたん設定などが用意されていることもあるが、新しく機器を追加する手順が分かりにくい (最悪、全部の機器でやり直すハメになる)
- 先に述べたとおりルーターの機能を有している無線LANアクセスポイントが多く、ネットワークの構成をある程度自分で意識していないと、してはいけない設定をしてしまう。
などなど。
ともあれ、今回は機器の紹介だけにとどめて、また後日ネットワークの構成等についてお話しようかと思います。
この記事の中でルーターの説明もしようかと思っていたのですが、字数が多くなってきたのでまた次回に・・・