昔、まだカーナビのGorillaシリーズが三洋から発売されていた頃、SDメモリーカードにフォルダごとmp3ファイルをコピーしておけば、フォルダ単位でソートして再生してくれていました。
アルバム単位で曲を聴く主義の私には非常にマッチした動きでした

ですが、パナから発売されるようになったGorillaは、SDメモリーカード内のファイルをいったん全部読み込んで、ファイル名で全ファイルをソートして(フォルダとか関係なしに)再生するようになってしまいました

フォルダを指定することもできるのですが、それをやると指定したフォルダ内の曲のみがえんえんと再生されます

少なくとも私が所有しているCN-GP510VDではそうなっています。
この一点だけが、パナに変わったことによって非常に残念に思った点です。
口コミを拝見する限り、今の機種はダメな点がもっと多いみたいですけど・・・

先日、カーナビ用の動画を作成する際に取説を読んでいたら、m3uファイルに関する記述を見つけました。
これを読んで、もしかしてフォルダ単位に曲をリストしたm3uファイルを作成すれば、私の望む挙動が得られるのではないか・・・と思い、トライしてみることにしました。
PC上に、SDメモリーカードにコピーしてあるのと同じ構成のフォルダを用意して、そのフォルダ内でバッチファイルを動かして自動生成することにしてみます。
今回用意したのは、以下のようなバッチファイル。
@echo off
rem mp3ファイル一覧を出力
dir /b /s *.mp3 > playlist.txt
rem 現在のディレクトリを取得
set path=%~dp0
rem m3uファイルを作成
type nul > playlist.m3u
rem m3uファイル編集
setlocal enabledelayedexpansion
for /f "delims=" %%A in (playlist.txt) do (
set line=%%A
echo !line:%path%=!>>playlist.m3u
)
endlocal
pause
普通に「dir」コマンドでファイル名を出力すると、「c:¥temp¥〜」のようにPC上のドライブ名やサブフォルダ名が含まれてしまいますので、バッチファイルの最後のほうでfor文を使ってカレントディレクトリ(カレントフォルダ)の文字列をファイルパスから除去して、カーナビでも使える形にしています。
さて、動作確認の結果ですが・・・無事に動作してくれました!

・・・でも、カーナビの音楽再生画面で一度「リスト」を押して、さらに「プレイリスト」でm3uファイルを選択する必要があり、これはこれで億劫だな、と感じる次第です

一度選択しておけば、別のSDメモリーカードを入れるまでは有効なんですけどね。ぐぬぬ。